苦手意識ある?SRP
歯科関連の記事で、関係者の方用です。
歯科衛生士向けの記事です。
特に新人DHや、SRPが苦手なDHにオススメの記事です。
SRPは避けずに学んで実践しよう
SRPは、努力や経験を重ねるのが大切。避けずに学び、どんどん症例をこなそう。
何事も、いきなり上達しません。毎日少しずつ触っていき、経験を積んでいきましょう。
抵抗なくSRPできるようになろう
教える立場の年齢になっても、SRPを避けてきた人は、指導どころか、いつまでたっても思ったように処置ができないし、臨床ではPが全く改善していきません。
腕の悪い医者がやぶ医者と呼ばれるのと同じように、年だけ取ってスキルなしと思われたり、辛口な評価をうけたり。恥ずかしい思いをすることも。
まずは基礎からしっかりと
P治療にあたりSRPができないのは致命的ですが、そもそも正しくP検が測れない(プローブの挿入角度が悪いため、浅くしか測れない)、歯根形態が分からないなどです。
まずは基礎をしっかりマスターしよう。
そうでないと、いっこうに根分岐部病変が分からない(触れないからⅡ度やⅢ度が探知できない)や、智歯は触らない(触れないから)など、のちのち問題になります。
歯が救える!やりがいのあるSRP
SRPにくじけた人も、苦手意識のある中堅クラスのDHも、ぜひまたトライしてみて下さい!
綺麗に治っていくSRP後の著名な歯肉の変化を見られたり、ずっとPに悩んでいた人から生活の質が向上して喜ばれたり、やりがいのある処置です。
しかし、年齢を重ねていくと今さらSRPなんて無理とか、下手なプライドとかで、SRPから遠ざかる人が多いように思います。せっかく持っている資格なので、ぜひ生かして欲しいところ。
自信をもって取り組もう
私がDHになってしばらくは、残念なことに先輩DHでSRPをする人が1人もいませんでした。そして、転職後に色々なDHを見てきましたが、年齢イコール腕前ではありませんでした。
年配のDHが形だけのSRPをしていることもしばしば。(SRPとは名ばかりで全くできていない、もしくはSRPのフリだけ) ずいぶん年齢差があっても、私の方がはるかに良い結果を残していました。
あなたのそばに、見習う人が誰もいなくても、立派なDHになれます。ただ漠然と仕事をするのではなく、勉強したことを意識しながら仕事をすると、だんだん上達します。年齢に関係なく、努力の差が力となります。
常に学び、向上心をもって、取り組みましょう。成果が目に見えてきます。
私は、患者さんと歯周組織への負担が少なくなるように、今でも努力しています。
自分のペースで、少しずつ頑張って下さい。
向上心を持ち、さらに腕を磨こう
DH2年目くらいでもうSRPは完璧だ、と思い上がっている人が実際にいます。もう学ぶことも、努力もしない人です。
しかし、ここから差が開いてきます。
山登りで山頂まで来て、ああ良い景色、頂上からの見晴らしは最高、と思って満足している2年目。
ところが、そこはただの峠の途中。まだまだ険しい道が続き、その先に山頂がある。
しかし、目指した山頂まできたが、まだ上に向かって登山道は続いている。さらに上を目指そう、中堅クラス。
ある程度登って行くと、下を見渡せる。この人はまだ峠にいるなとか、この人は険しい道の途中にいるな、とかが分かるようになる。
ちなみに登山道ですが、永遠と続きます。
常に学び、努力が重要です。
SRPがいまいちできない人は、できる人が見ている景色が分からないため、自分が一番素晴らしい景色を見ていると思い込んでいます。だから、その景色が素晴らしいと自慢したり、大威張りしたりする人も。
しかし、さらに上の景色を見た人でないと、通過した景色の様子や山の全容が分からないということです。
勘違いのない景色が見えるDHになろう!!